まずは、2006年の完走者のゴールタイムデータをもとに、第1関門、第2関門、第3関門の
通過時間を抽出してみました。
それぞれの時間でゴールした人を中心に前後5名、計10名で平均を取っているので
ブレは少なくなってます。

このゴールタイム表を参考にすれば、自分が目指すゴールタイムを達成するための
関門通過時間がわかります。
また、初参加で自分が何時間でゴールできるかわからない人は、試走のデータと
ぶつけたりすれば、自分のゴールタイムがおおよそ予測できると思います。
自分は16時間あたりでゴールできれば大喜びです。
つづいて2006年のゴールタイムと順位の関係をグラフにしてみました。
おおよそ12時間(100位)を境目に2つの傾向に分かれます。
12時間以前は急なカーブを描いているのに対して、それ以降は直線を描いています。
12時間より早いタイムを出せる人は少なく、当然のことですがトップタイムに近づくほど
人数も少なくなります。
一方12時間を越えるとタイムアウトの24時間までコンスタントにゴールする選手がいることが
わかります。
最後になるほどゴールする人が少なくなることはなく、それぞれのレベルで競技が繰り広げ
られているわけです。

さらに次は例年開催される10月初旬(8日)と今年開催の10月20日の気温を比べてみました。
データはハセツネ開催場所に近い小河内(標高530m)をもとにしています。
1970年〜2000年までの30年間の平均値です。

10月20日は8日に比べ、降水量が減り日照が増えていることから初旬より
晴の確立が上がることがわかります。
10月20日の最高気温は17.2℃、最低気温は9.4℃。
初旬に比べ、最低気温は3℃近く下がっています。
また標高1500mの三頭山であれば、このデータよりも1000m高いので
一般的に言われている100mで0.6℃下がることを踏まえると
9.4℃ -(0.6℃×10)= 3.4℃ となり、三頭山で最低気温の時間を
通過する場合はかなりの極寒な環境に身をおかなければならなくなります。
このデータは平均値なので、当日が晴か雨かでだいぶ違ってくるはずです。
前は気温の平均をもとに話を進めましたが、次は10月20日の小河内(標高530m)の
天気の傾向を表にしました。(標高地点1000mなら3度、標高地点1500mなら6℃差し引いて
考えてください。)

1990年〜2006年の17年のうち、雨は5回。雨の確立は29%。
と言うことで、7割は雨が降らないコンディションが期待できるわけです。
天気ばかりは運ですけどね。。。
最高気温・最低気温は晴・雨に比例していません。
晴れれば放射冷却で冷える日もあれば、雨でも温暖前線の通過後であれば
気温は高い場合もあるということでしょうか。
いずれにしても最高気温は20℃を超えることは少なく、最低気温は
10℃に近く、完走までの時間が長ければ長いほど低温度が大きく影響すると
思われます。
最後に過酷な雨コンディションだった2005年と、晴天に恵まれた2006年の
完走者数・ゴールタイムを円グラフにしてみました。

出走者数はどちらもほぼ2000名。雨のコンディションだった2005年は
45% 907名がゴールできませんでした。一方晴天に恵まれた2006年は
リタイアは25% 495名にまで減り、天候による影響が非常に大きいことが
伺えます。
またそれぞれのゴールタイムの人数は2006年がいずれも2005年を上回って
いることから天候に恵まれれば、実力に見合った勝負が出来るということ
でしょうか。
ハセツネは距離が非常に長いため、天候による影響が非常に色濃く出ると
言えるでしょう。
今年の10月20日は晴れるか、雨になるかはまだわかりませんが、
どちらの天候になっても対処できる装備の備えが不可欠だということが
わかりました。
晴れれば普段通りに臨み、雨になったら低温による影響を防ぐ装備が
求められます。
ハセツネコースを走りきれる選手はごく一部ですので12時間以上を冷たい
雨に打たれて体温を維持することは非常に難しいことです。
雨に濡れる前にレインウェアを着込む、温かい飲み物を持参する、
等の対策が必要かと思います。
(このくらいしか思い浮かばない。。他に何があるかな??)
備えあれば憂いなし。
雨のコンディションも想定して準備を進めることが必要だと自分自身
書いていてわかりました。
10月20日、晴れたら雨の準備は忘れて大いに晴の恵を楽しみましょう!
ご参考:気象庁 小河内の過去の気象データはこちら




