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トレイルラン考察

2007/07/13 15:30
最近、山の世界への進出が著しいトレイルランキング。

地味めな色合いの登山者とは異なり、カラフルな出で立ち。
これまでの日本の山屋の流れからは生まれてくるはずもない新たなスタイルが
山をにぎわし始めた。

登山とは重い荷物を背負ってゆっくり景色や時間を楽しみながら歩くもの。
そんな固定観念があってか登山道は登山者が歩くための道である。
そもそも登山者は重い荷物を背負って走れるわけなどないからだ。
少しでも無駄なく、エネルギーのロスを最小限に押さえた移動を
心掛けるようにと、初級登山者にあてた書籍には書いてある。
そういうスタイルこそが登山の基礎としていつのまにか頭に
植えつけられているのだ。
このような環境では、登山道は静かに歩く場所であって、まさか
走っていい道という発想は生まれてこようがない。

話は少し変わるが、釣りの世界でもトレイルランキングが潮流に
なっていくような出来事が30年ほど前に起こっている。

当時日本の釣りのジャンルは餌釣りがメインで多くの人がそれ以外の
釣り方を知らなかった。
そこに現れたのがルアーフィッシングだった。
異国からやってきたおしゃれなルアーフィッシングはキャッチ&リリースという
全く新しい考え方を持ち込んで若者の間に瞬く間に広がっていった。
これまでなら魚は釣り味を楽しみ、なおかつ食べるための獲物であったが、
魚の釣り味だけを楽しむゲーム性がルアーフィッシングには備わっていた。
キャッチアンドリリースは引きや釣り味だけを楽しませてもらうけど、
その後は逃がしてあげる。という全く新しい発想(ある意味、人間様の全く
勝手な論理であって、釣られる魚はハリが刺さって大怪我をさせられたうえで、
大きくなってまた来いよ。などと声を掛けられながら逃がしていただくのだ。)
はルアーフィッシングのゲーム性とも上手くマッチしていた。

多くの釣り人は餌を付けずに魚が釣れるわけない。ルアーのハリで魚を引っ掛け
て釣っているに違いないと訝しげに考えていた。
それは多くの釣り人が魚は光るモノに反応して食い付く習性を知らなかった。

このように当時は互いの不理解による衝突もあったが、今ではすっかりルアーフィッシングは
釣りの一つのジャンルとして定着している。

トレイルランが市民権を得ていくためには、登山者に正しく理解され好意的に受
け入れてもらう土壌を作っていかなければならないだろう。

そのためにはトレイルランナーは以下のことを忘れてはいけない。

・挨拶はこちらから率先してしよう。
・登山者に勢いよく近付きすぎて驚かせないようにしよう。
・山にゴミは捨てない。
・山岳でのトレイルは危険が多い。例えば滑落したり落石を起こしたりしないように
 細心の注意が必要。登山初心者にも同じことは言えるが、トレイルランナーが同じことを
 やれば無知識だからとうがって見られかねない。
・軽装な装備だからこそ軽率な行動は慎もう。
・自然は大切にしよう。自然の中で遊ばせてもらっているのだから。

山道は狭い。
登山者もトレイルランナーも互いが譲り合う気持ちを持ち続ければ
明るい未来が待ち受けているかな。
posted by ゆぅ at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | トレイルラン
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