平地ではまだ紅葉の気配はなくても山の紅葉は一足早い。
そんなわけで今回は秋の笠取山・唐松尾山・飛龍山をトレイルランしてきました。
コースはこんな予定。
塩山(バス)→新地平→雁峠→笠取山→将監峠→飛龍山→前飛竜→熊倉山→サオラ峠→丹波
カシミールのプロットによると距離は24.8kmと出ている。
推定時間は8時間28分。
自分の足の参考値としては、
鴨沢→雲取山→石尾根→奥多摩駅は31kmで10時間6分の推定時間に対し、
休憩35分を除いて6時間12分だったので、短縮率は39%。
この短縮率で笠取山コースを自分の足で推定すると5時間9分。
コースが異なるので同じ短縮率を適用できないが、あくまで参考値
として考えておこう。
バスを利用する関係で、スタート時間は新地平に着く10時05分。
スタートまでの準備や途中の休憩として1時間位は多めに見込むと
大体6時間から7時間くらいでゴールできればいいと計算した。
また日が短くなっていて17時前には山の中は暗くなるので
ヘッドライトとハンドライトを携行する。
今回1人行動かつ未経験ルートなので用心して装備を考えた。
・絶対に怪我をしてはいけない。
・暗くなることを想定しておく。ライトは予備も含め2つ。
・食料も水分も少し多めに用意。水は2.5L。
・休憩は最小限に。早め早めの移動を心がける。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
9時5分の塩山発西沢渓谷行きバスに乗って新地平まで1時間。
当日は紅葉目当ての登山客が沢山いて、3台の臨時バスがでました。
新地平で降りたのはたったの5人。
10時15分スタート。亀田林業林道を雁峠に向けて歩き始めます。
朝方は曇っていて気温は10℃。マイクロフリースが脱げません。
実は標高1000mの新地平辺りが一番紅葉していた。
アスファルトの道を10分くらい進むと車止めのゲートがあります。
ここから先は私有地のようで立入禁止と書いてありますが、
入らせてもらいます。ゲートから先は砂利道でゆるい勾配で昇っていきます。
この辺りから日が差し出してぽかぽかな天気に。
ゲートを越えていきます。
林道沿いの木々がちょうど紅葉を迎えて気持ちの良い林道です。
林道を1時間も来ると林道終点を迎え、沢を2、3度渡ります。
沢を何度か渡ります。
標高1700mあたりはもう紅葉が終って冬山の様相です。
でも陽射しは暖かく落ち葉を踏みしめ登る山道は気持ちよい〜
沢沿いは笹が茂り、森の熊さんに出逢ってしまいそうな雰囲気です。
熊鈴リンリン。会いたくネー
熊さんの看板が怖いです。
誰かの骨が落ちていました。かなり昔のモノのようです。
鹿の骨?
1時間半ほどすると斜面をトラバースし始めて、そろそろ雁峠が近づいてきた予感。
気持ちいい山道。
ものの数分後には雁峠が見えてきました。
実際には先行者が近くにいたので沢沿いでは熊さんにびびらなくてもよかったのです。
雁峠目前。先行者に追いつく。
目指す笠取山が見えました。円錐型をした綺麗な山です。
写真撮影をしている間に猛スピードでトレイルランナー2名が走り去ります。
雁峠にて笠取山をバックに。
ススキの向こうに国師ヶ岳。
笠取山の唐松が紅葉してます。
スタートから2時間15分で笠取山山頂到着。
カシミールの予想タイムは3時間だったので、短縮率は25%。
まずまずかな。山頂で12分の休憩。
笠取山ダミー山頂到着。本当の山頂は景色のない奥にあります。
雲海から富士山がひょっこり。
笠取山山頂を抜けていくと細い岩場を進みます。
両側にシャクナゲが茂っていたので6月は花が見ごろな場所です。
急な岩場を下るとなだらかな下り坂になり、水千の分岐に出ます。
水千分岐
水千分岐から唐松尾山までは尾根筋をアップダウンしながら進みます。
程よいアップダウンなので苦になりません。既に落葉しているので
ところどころで富士山やこれから向かう飛龍山が見えます。
左手前は西御殿岩、西御殿岩の後方の雲がかかっているのが雲取山、右奥が飛龍山。
今日は飛龍山から右に延びるミカサ尾根を下っていくコース。まだまだ先は長い。
雲海に浮かぶ富士山。左ピークが大菩薩嶺
暖かい陽射しを受けながら快適なトレイルを進んで行きます。
この辺りは小金沢連嶺ほどではないけど、木の根が張っていました。
細かい木の根を覆うように落葉が重なっていて、根っこが見えないので感覚で
足を置いて走ります。
唐松尾山は今回のルートで最高標高の2109mですが、ロケーションはナス。
狭い場所のピークで周りを木々に囲まれています。
感慨はないので早々に出発します。
ちなみに、笠取山→唐松尾山のカシミール予想1時間に対して実際は1時間5分
(笠取山の休憩12分含む)
タイムカットができなかったので少し気持ちが焦ってきました。
全体で2時間縮めないと最後は確実に暗くなるので。
唐松尾山は見晴しゼロ。
唐松尾山山頂からは南側斜面をトラバースしながら緩く下っていきます。
西御殿岩は展望がよい場所なのに見過ごしてしまいました。
山の神土、牛王院平を抜け、将監峠に向かいます。
山の神土から将監峠の辺りは防火帯が広く、平らな場所でとっても走りやすい。
牛王院平の紅葉はすでに終ってた。
将監峠は広くて気持ちいい。
将監峠は広くて昼寝したら気持ちよさそう。
マウンテンバイク2人組がラーメン食べてて旨そー。羨ましい〜
唐松小山→将監峠は予想36分のところ実際32分。4分の短縮。時刻は既に14時15分。
山ではそろそろ午後のいい時間になってきた。夜の闇はあと2時間ちょっとでやってくる。
急ごう。ここから飛龍山までは1時間33分の予想。ここで時間短縮を図りたい。
この区間は竜喰山の南側を巻いていくので左側が高い片斜面の場所が多いルートです。
走っていると右足が小指から着地するので足首を挫きそうになること数回。
道幅も割と狭く、右側の断崖に気をつけながら走る。
今年の台風で大崩落した箇所。赤ペンキのルート指示がある。
禿岩からの富士山展望。いつの間にか大菩薩嶺が富士山の右側に移動した。
将監峠から1時間25分で飛龍山の尾根筋にある禿岩に到着した。時刻は15時45分。
ここが今日最後のロケーションの良い場所。
あと1時間もしないうちに暗くなるがそれも覚悟の上ですこし景色を楽しもう。
元来た笠取山ははるか彼方の小さな山になった。ずいぶん来たなぁ。
10分ほど休んでリスタート。後はミカサ尾根を下っていくだけ。
飛龍権現神社の分岐。サヲウラ峠に下っていく。
前飛竜を振り返る。
前飛竜直下の下りは激しかったよ。
ハセツネの大岳山直後の下りがずっと続く感じ。
それも10分くらいもすれば勾配は落ち着いてきて走れる場所になってくる。
だんだん日が傾いてきた。
この辺りからまだ落葉していない広葉樹林帯に入ってきた。
ガスも出てきて笹も茂って、熊さんがいそうな雰囲気だよ。
あ〜やだよ〜
ビビリなので声を出しながら走る。
どんな声がいいのか、歌がいいのか考える。
歌なら何歌おうか?
いっぱい考えて出てきたのが「おしりかじりむし〜♪」
口ずさんでみたものの、頼りない歌だなぁ。
♪熊さんにお尻かじられていい感じ〜♪
ってことにはなりたくないので、すぐこの歌却下。
う〜何を口にしよう。
ふと「闘莉王」の名前が浮かんでおっ!
そうだ、レッズの掛け声にしよう。
「おぃ!」、「おぃ!」、「おぃ!」と連呼しながら下ります。
誰かに聞かれたらとても不審だけど熊には会いたくないので。
そんな調子で樹林帯を進んでいくとズバリ熊倉山に到着。
名前についてるくらいだから熊さんいるんですよね!?
熊倉山から先1kmくらいは広く平らな場所で枯葉で道を見失いそうなところ。
ブレアウィッチの森のような雰囲気。
いやじゃー。ビビリ魂爆発じゃー。
隣は雲取山
落葉したばかりの熊倉山近辺。雰囲気はブレアウィッチの森ですよ。
時刻16時46分にサヲウラ峠に到着。
カシミールの予想だと、ここから丹波まで後1時間。ファイト一発〜!
ここでヘッドライトとハンドライトを準備。
下り始めると次第に暗くなってきて闇に包まれ始めた。
サヲウラ峠からの下りは急勾配な斜面をジグザグでひたすら下る。
かなーり下の方に明かりが見えてきた。一安心。
ようやくゴールが近づいてきた。
どんどん下っていくと畑に出てきた。ここで1人登山者に出会う。
サヲウラ峠を下ってる人が他にもいたと思ってもう一安心。
のめこい温泉に行くかと聞くと時間がないから行かないと言う。
17時24分、丹波のバス停に到着。
ヘッドライトで時間を確認すると最終バスは18時50分。(本当は18時20分なんです!)
あれ?まだ1時間以上あるじゃん。さっきの登山者は時間ないって言ってたけど??
ま、いいや。
17時33分、のめこい温泉到着〜!
丹波のめこい温泉到着!
最後は暗くなったけど、無事に下りてきました。
バス出発まで1時間20分あるのでノンビリと温泉につかって疲れを取りました。
おしまい〜。
と、思っていたら続きがあった。
そう最終バスはオイラを残して行ってしまった。さぁどうする俺?編へ。




