いつもレースに参加するばかりなので、たまには恩返しの意味も込めてサポートを。。
と思っていたのです。
そんな折、昨年はスポーツエイド・ジャパン主催の奥武蔵ウルトラとチャレンジウォーク
アンドランに参加しまして、そこで感じたことは、どこよりもエイドが充実
してるし、会費は安いし、運営も手作り感があり、一生懸命やっているって。
サポートするなら趣旨に賛同できる団体がいいと思い、スポーツエイド・ジャパンの
お手伝いをと決めたのでした。
そうそう、思い出したけど、今ではすっかり山女のmepannaさんもここのスタッフ〜
よくやってたっけ。
んで、ちょうど名栗U字トレイルがあるのでスタッフに応募してみたのです。
でも。。オイラがスタッフを希望した真意は 別にあるらしいよぉ〜
日向沢ノ峰はレースで登りたくないと思ったって説も。
こ、根性なしじゃね?
え。ああ。うぅ。。。アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ
さてさて、大会当日。生憎の雨になってしまいました。
気温は低いので走るのにはいいかも。
でもトレイルは滑るので経験の浅い方は注意が必要です。
日向沢ノ峰の手前のヤセ尾根は危ない場所です。
当日のオイラの役割は現地に行くまでわからないのだ。
朝7時過ぎに現地入りすると、既に受付は正スタッフの方々が早々に対応しています。
関係者に到着を告げると選手がスタートするまで何もないとのこと。
手持ち無沙汰で小虫さんと話をしたり、仕事っぽいことをしてるフリをしてみたり。
時間を潰して待ちます。
9時になると選手達はあっという間に走り去っていきました。
がんばって〜♪
数十名のスタッフが集まりエイドごとのチームに分かれます。
山ん中に行きたいと思っていたところ、オイラは7つあるエイドの内の
最終 大ヨケエイド(24km地点)に配属となりました。
そこってどこ? どこなの?? ←予備知識ゼロ。地図持ってくるの忘れた。
正スタッフの車に乗せてもらい、エイドに移動です。
6番目の逆川乗越で荷物を降ろしてから、さらに林道を進んで11:30大ヨケに到着。
大ヨケは正スタッフ3名、オイラを含めた日雇いスタッフ3名の計6人です。
(大会関係の方を勝手に『正スタッフ』、そうでない方を勝手に『日雇いスタッフ』と
呼ぶことにします。)
簡単タープを組み立てたり、コップにジュースを入れたり、大量のバナナ・メロンを切ったり。
そうそう、スポーツエイド主催のエイドはそれぞれに特徴があって大ヨケの売りは
『メロン』です。
トレイルレースでメロンなんてめったに食えませんよ〜 奥さ〜ん
それからエコな時代、賛否両論ありそうですが、コップは使い回しゼロ。
衛生面は超安心ですよ。
雨足も強まってきてゴアのレインウエアで完全武装。
それでも止まっているから寒いくらいです。
11:38 まだ準備が整う前に、伝令が到着。
一位がそこまで来ていると!
その1分後、奥宮さんが一位で到着。
スポーツドリンクを1杯飲んで、軽やかに走っていかれました。
ひとしきり準備が整うと、沢山の選手が到着する前に腹ごしらえ。
鮭弁当が振る舞われダッシュな感じでかき込みました。
あのYAMAYA氏も10位くらいで到着。
ゴウヤス氏の流れを汲むのにめちゃ速いじゃ〜ん。
ワナを仕掛ける時間もなく、今日唯一後悔が残る。。。
その後、続々と知り合いが到着し、雨の中でもいい笑顔を残して
ゴールに向かっていきます。みんな好きねぇ〜
選手到着のたびに『メロンあるよ〜』と声をかけると多くのランナーが
旨い!と食べていってくれました。
トップ通過から2時間も経過すると段々疲労困憊の選手が到着するように。
手や頬、アゴ等に裂傷を負った人たちもちらほら。
雨のトレイルは危険なのです。
そんな中、14時過ぎ、誰かが怪我したとの情報が入りました。
どうやらここからから2kmほど戻った場所で頭を打って動けなくなった女性が
いるとのこと。何人かの選手がサポートに回っているらしい。
正スタッフの方が先に一人で向かいました。
でも怪我人を支えて連れて降ろすならもう一人は必要だと思いオイラも後を追います。
今日始めてトレイルに入ると雨でツルツルになっています。
さらに崖のような岩場も途中にあり、人を降ろすのには難儀しそうです。
移動中に多くの知り合いとすれ違いましたが、自分に余裕がなくなっていて、
挨拶もそこそこ。
まずは行くことが先決だと思い、先を急ぎます。
15分ほどで搬送の人たちに合流。
10名程の選手が自分のレースを省みず怪我人を降ろそうとしていました。
女性は意識が朦朧としているようで、さらに寒さで震えています。
2〜3人が支えながら少しずつ移動していきます。
他の人達は滑りにくい道への誘導や石・落ち枝を退けたり、全員が早く
降ろそうと協力しています。
後続の選手も心配そうにしてくれていましたが、これ以上人がいても出来ることは
ほとんどないので先に進んでもらいます。
滑るトレイルは女性を支えている人が転倒しないように何人かが確保したり、岩場も
落ちないように皆で確保しながら1時間くらいかかってエイドまでたどり着きました。
スタッフの車に暖房を入れて救急車の到着を待ちます。
オイラが寄り添うことになったものの、震えている女性になす術もなく。
選手の誰かがくれたエマージェンシーシートとオイラのウエアを掛けるくらい。
頭を打っている場合の処置なんて全く持ち合わせていません。
ところで、関門の制限時間はサポートしてくれた選手たちに幕を下ろしていませんでした。
自分のレースを投げ打って救護に当たってくれた選手達がまた自分のレースを
取り戻すために選手の顔に戻っていきます。
レースのタイムより大切な物を持っている人たち。
涙が出そうになりました。
しばらくしてスイーパーの女傑さんが到着し、看護の心得があるのか、女性の状態を
テキパキと判断してくれました。意識もしっかりあることがわかり一安心です。
霧雨の降る静かなトレイルをサイレンの音が引き裂きながら救急車が到着。
病院で診断してもらうため、女性は搬送されていきました。
無事であることを祈ります。トレイルを嫌いにならないでほしいとも。
救急車が行ってしまうと、もとの静かな時間が戻ってきました。
最後の最後まで救護に当たってくれたランナー2人も走ってゴールを目指します。
僕らも最終ランナーを見送り、エイドの撤収を始めます。
車で大会本部に戻るとほとんどの選手は帰路についた後でした。
そんななか、大ヨケで最後に見送った、救護にあたってくれたランナー2名がゴール。
嬉しかったなぁ。
■まとめ
・トレイルレースでは晴と雨では全く異なるコンディションになるので
選手もスタッフもそれ相応の準備が必要かと思いました。
・大会サイドは怪我人が出た場合の最悪の対処方法を考慮しておくことも必要かと。
・日雇いスタッフでは出来ることが限られます。でも選手から見れば正スタッフも
日雇いスタッフも違いがわからないということに気づかされました。
・選手のどれだけの人が雨のトレイルを経験してレースに臨んでいたか気になります。
・レースなら運営が助けてくれるから安心という気持ちが選手にはあるのではないかと
感じました。しかしトレイルはロードと違い怪我をすれば容易く搬送できません。
レースであっても自己責任というか、怪我しないための準備が必要だと思うのです。
・今回サポートしていてグローブをしていない選手が多く目に付きました。
グローブをしていれば、転んで手をついても怪我をしません。オイラはグローブ派です。
・トレイル系雑誌もきらびやかなウエアやギア、レースの紹介ばかりではなく、
山の危険とか、レースに出る前のステップアップなどの啓蒙もしてほしいと思います。
・オイラも自身が怪我した場合の救護スキルの必要性を感じました。練習(゚Д゚)ノ ァィ
・ちなみにスタッフには弁当+交通費。多少はお役に立てたならこれで十分。
最後のまとめは苦言が多くなってしまいましたが、山に入ったら無事に
帰ってこれてこそ、楽しい山遊びだと思うのです。
たまには目線を変えてスタッフやってみるのも楽しいと思いました。
。。。家に帰って嫁さんから一言。
大会のボランティアをする前に、我が家のボランティアをお願いします。。。。
は、はぃ。。。。まさにその通りでございますね。
こりゃ父さん一本取られたなぁ。はっはっは〜




































