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2008/4/26 みんなでTTR【最終回】

2008/05/19 03:57
ノビノビでグダグダになってしまった更新ですが、いよいよほんとに!最終回です。

■前回のあらすじ。
 芋ノ木ドッケの下りで8時スタート組みの4名に抜かれ、湿ったハートに火がついた!
 パワーが戻ってきた。そして走り出す。
中盤戦はこちら

・・・・・・・

ゆるい下りなので体力の落ちた自分でも走り出すことができた。
が、のまダッシュさんもペターさんも全く気配がない。

すると樹林の中の広い残雪地帯に出た。
真っ直ぐ進むトレースがあったのでそのまま進んでいくとだんだん踏み跡が怪しくなり、
いつのまにか一人か二人がつけたと思われる足跡のみ。←この時点で気付けってば。

周りは細木で囲まれ明らかにコースが見当たらない。←さらに気付けってば。

でも、気持ちが急いていたんだな。
細木の中をもっと進んでみたり、違うところを覗いてみたり そんなことを
繰り返しているうちに、自分の足跡と先行者の足跡がわからなくなってしまった。

辺りも少し薄暗くなってきた気がした。心臓が高鳴っている。

そうです。完全に迷ってます。

今さっきまで、自分の前には6人が行っているはずなのに忽然と誰もいなくなってしまった。。

パニック。

そういえば、、、
この道に入る手前で一人登山者を抜いたんだ。
でもその人はいっこうに現れない。。。
つまりは自分が違うルートに入ったんだ。
ようやくミスを認める気持ちになった。
たぶん15分くらい迷ってパニックになっていたと思う。

その登山者を見かけたところまで戻った。
そこでもう一度雪面の踏み跡を目で追いかけてみる。
見つからないよ。どこなんだ! 焦る。
左に薄っすら形跡がある。それを辿っていくと踏み跡があった!
ようやく見つけた! 抜け出せた!

なんてことはない。
迷ったら最初の場所に戻ればいいじゃん。と自分も思っていたつもり。
でも実際そんな簡単なことを行動に移すまで15分もかかってしまった。
しかも半分パニックになってたと思う。

一人で行動するときこそ、自分自身しか判断できないのだから
冷静さを失ってはいけないのに。
いい経験ができました。

大ダワ到着
左にそれる道を進むとやっと大ダワに出た。

男坂か女坂か、どっちを進むか?
先ほどの道迷いで消耗してしまったので、楽そうな女坂に進む。
途中でさきほどの登山者に追いついた。一安心。

次第に残雪が多くなってきた。
男坂と合流し、雲取山荘が近いことがわかる。

雲取山荘のテント場
雲取山荘のテント場。

雲取山荘。今日降った雪で白い
雲取山荘到着。登山者がちらほらいた。
屋根に積もった雪は今日降った雪。
まさに冬でしょ。

雲取山への最後の登り。
そして、雲取山へ最後の登りに入った。
でも心拍は150までしか上がらない。浅い呼吸しかできずパワーがでない。
数歩進んでは休んでしまう。
息が簡単に上がってしまう。

雲取山到着
17時46分、雲取山山頂到着。(スタートから約44km。11時間31分経過)
ついに貯金どころか借金55分。
道迷いとリバーシブルグリッパー捜索、スタミナ切れで遅れたか。

ビチョビチョ。寒い〜
山頂にいた登山者に撮ってもらった写真。
あ、また直立不動だ。。。。
寒くてガッツポーズも出ません。

寒いわけです。木も凍ってますから
木に氷がついてます。もうほんとに寒いんです。
4月下旬なのにここは冬。

だんだん暗くなってきた
小雲取山を過ぎて暗くなってきました。

七ツ石山到着
18時33分、七ツ石山山頂到着。(スタートから約49km。12時間16分経過)
予定より58分の借金。
誰もいません。鹿の鳴き声が聞こえてきます。
かなり暗くなってきたのでヘッドライトとハンドライトをセット。

堂所は真っ暗
七ツ石小屋辺りからもう真っ暗。
また誰もいない世界に一人です。
ガスが出ているのでヘッドライトは乱反射して使い物ならず。
手で持って走ります。
でもキロ5分30秒くらいで集中して走れまていす。
下りなので惰性で走れます。
この区間は何度も通ってるので暗くても何があるかわかるのがよかった。
唯一、ハンドライトが途中で消えたこと。自宅に戻ったら点いたけど。

ついに小袖まで降りてきた。
鴨沢グランドを上から眺めると真っ暗。少し心配になる。
鴨沢バス停までやってきました。真っ暗だったこのまま鴨沢グランドに行かなければバスで帰れるはず。
でもkurisukeさんが鴨沢グランドで待っていてくれることを信じてグランドに向かいます。
国道を走り始めるとogamaruchanさんがカメラを持って構えてくれていました。
どれくらいの時間を待たせてしまったんでしょうか。
雨の中ありがとうございます。
そして、橋を渡っていると対岸に大勢の人が鴨沢本店を開いていてくれたのが見えた。

鴨沢ゴール!
ついに鴨沢ゴール!
19時40分、鴨沢ゴール。(スタートから約58km。13時間25分経過)
予定の13時間を25分超過。七ツ石山から鴨沢までの下りで借金は33分短縮。
下りベースとはいえ、最後の10kmをしっかり走れたのは大きかった。

ヤフシゲさんのタープで雨をしのぐ
ヤフシゲさんのテントやチェアで雨を凌がせてもらいました。
ハリマネさんが次から次へと食べ物を作ってくれて豚汁4杯も頂きました。旨かった〜
その優しさが冷えた体と心に染み入りました。

お疲れちゃん
タマさんビールごちそうさまでした。

僕のゴールの後、ハリ天狗さんが鴨沢到着。
自分の道迷いの間に抜かれたかと思ってました。ハリ天さんも10回は来てるという水松山辺りで迷われたとか。
続いてポカラさんが50ゴール。でもその後、100にチェンジ。すごい気力です。その気力一体どこから?
密かに心配だった山梨のMさんも21時過ぎパラダイムさんと鴨沢ゴールしました。
七ツ石山山頂はショートカットしてきたとナイスな判断だと思いました。
暗くなってしまった中でのコースや道標探しは非常に困難ですから。
でも山梨のMさんも鴨沢ゴールの予定を覆して100に旅立ちます。

僕はビールを頂いて終った余韻に浸っていましたが、そこから後半戦の暗闇に
旅立っていく選手を見送りました。
のまダッシュさん、ペターさん、かどきちさん、マカニ・トモさん、ハリ天狗さん、ポカラさん、山梨のMさん。

高尾のゴールまであと60kmほどあります。雨がしとしとと降る中、夜通し移動
していこうと思える精神力はどこからやってくるのでしょうか。
TTR50から100にチェンジしたポカラさん、山梨のMさんは鴨沢のゴールの安堵感を
払いのけ、どうすると気持ちを100に向けられたのでしょう。

僕にはまだ体力も走力も精神力も100に挑めるだけのものがない。
来年は挑もうと思える気持ちが芽生えてくるのだろうか。
それは今年の過ごし方しだい。来年のこの時期になればわかるだろう。

■まとめ
・未経験の58kmを踏めたことは大きな自信につながりそう。
 冬からの練習の成果が出てきたんだと思う。
→でも、まだまだ。すごい人はいっぱいいます。うれしいんです。
 速い人の底力を目の前で見られて刺激になりました。
・道迷い。初めてのプチパニック経験。来た道を戻るのはロスで嫌でも
 それが一番早い解決方法だと実体験しました。次に生かしたいです。
・kurisukeさんがいてくれなかったら、終電もありませんでした。
 自宅まで送ってくれてありがとうございました。
・山走りが好きな人たちが集まって充実した企画となりました。
 何よりサポートしてくださった皆様、ありがとうございました。

posted by ゆぅ at 03:57 | Comment(6) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

2008/4/26 みんなでTTR【中盤編】

2008/05/16 13:35
いよいよ後半戦にいよいよ突入!

前半戦の模様はこちらからどうぞ

前回の記事は蕎麦粒山を過ぎて、石の上でこけてCWXに穴が開いちゃったところまででしたね。

日向沢ノ峰からこちら側は初めて踏み込む領域。
どの景色も見たことがないから新鮮に写ります。
と言ってもガスで視界は20mほど先しか見通せないけど。

もっと、オドロオドロしいトレイルを勝手に想像してたけど、
他の奥多摩のトレイルと一緒じゃん。
って、いったいどんなトレイルを想像してたんだと。。

ずっと視界は20mないくらい
視界はきかず、静寂だけが続く。
春の訪れもまだ先で動物の気配もない。

一杯水はちょろちょろ
静かなトレイルを進むと一杯水に到着。
わずかな水しか出ていなかったけど、この先 水を確保できるかわからないので
500mlのペットボトル1本分を補給。満杯になるまで3分かかった。体のいい休憩かも。

霞む一杯水小屋
水場からすぐそばにある一杯水避難小屋。
12時38分、一杯水避難小屋到着。(スタートから約27km。6時間23分経過)
予定より13分早く到着。日向沢ノ峰で22分あった貯金を9分減らした。。
その9分は日向沢ノ峰で止まって写真撮ったりフィナンシェ食べたり、一杯水で水汲んだりの時間かな。

入り口のところに人が立っているぞ。
どうやらTTRのサポーターらしい。
近寄ってみると。。。。

サポートありがとうございます。タマさんの後輩のHさん
タマさんの後輩のHさん!
こんなガスの中、一人で2Lのペットボトル4本と大量のバナナを担ぎ上げてくれました。
スゴイスゴイ!!
棒ノ峰エイドに続きここでもコーラをゴクゴク頂きました。
山のコーラ最高〜!!

バナナで元気復活!
あまり食欲がなかったのでコーラで満足していましたが
Hさんに勧められバナナを1本頂きました。

5分ほど休憩を取り、Hさんに御礼を言って先を急ぎます。

こんなに山奥でサポートが受けられるとは思ってもなかったので、
ここでも再び嬉しい気持ちを充填して旅立つことができました。

ガスは濃くても気持ちは晴れ晴れ。嬉しいぜ〜♪

走り出すとバナナパワーが利いてきました。

バナナキター!!

レース中にバナナを食べたことがなかった自分としては
驚きのパワーみなぎり感!
次のレースから冷凍バナナを持っていこうかと思うくらい、
しっかり走れます。

一杯水を過ぎると寒くて手袋着用。
一杯水を過ぎてから寒さが身に凍みます。
ついに手袋を装着。走っていても外せない寒さになってきました。

アラレも降り始めた。
そしてついにはアラレが降り始めました。
写真の白いのがアラレ。

このアラレが降りだす頃、風も吹くようになってきて
霧で濡れた木々が揺れると大粒の雫が落ちてきます。
雨は降っていないのにこの雫で徐々に体が濡れてきました。

程なく、レインウェアを取り出している山梨のMさんに追いつき、
待たなくていいというので先に進みます。
♪お互いがんばりましょう!!

酉谷小屋分岐
13時50分、酉谷山分岐到着。(スタートから約33km。7時間35分経過)
予定より21分早く通過。一杯水で13分の貯金を8分増やせたぞ。
この区間は割と平らで走れるトレイルが多かったことと、Hさんがくれたバナナで
走れたことが大きい。

ガス。ガス。ガス。
どこまでいってもガス・ガス・ガス。
そして木々からは大きな雫がボタボタ落ちてくる。

この辺りから倒木が非常に多くなってきていて何度も迂回させられた。
どうやって抜けていけばいいかわからないほど大きな倒木や、迂回した後に
ルートを見失いそうな箇所も多数。

ここが迷いやすい水松山
14時46分、水松山到着。(スタートから約37km。8時間31分経過)
予定より13分の貯金。貯金を8分減らしてしまった。
倒木の迂回で時間を割いてしまったのが原因かな。

上の写真の雪を正面に真っ直ぐ向こうに抜けていくのが正解のコース。
雪の上に行くとげんぼさんとドーモさんの足跡があり、すぐにルートはわかった。
初めてのコースでも先行者がいることで非常に助かってるし、一人で行動していてもとても心強い。

木で整備された道を進む
一瞬この道でいいのか不安に駆られた場所。
雪は腐っているし、落ち葉も古いので人の踏み跡がわからなかった。
この道で大丈夫か?と何度も心の中で問いかけながら、先行した二人の痕跡を
見逃さないように進んでいく。
この辺りは雪は思ったほど残ってなくその点はよかった。

露粒と強風が強くなってきた。体感温度はマイナス。寒い。
先ほどの道で正しかったよ。
行き先の消えてしまった古い道標が強風の中ぽつんと立っていた。
踏み跡も確認できるコースになって一安心。

でも、、、
強烈な低気圧が来ているかのような強風が吹き荒れ始めた。
標高1700mを越えて体感温度はマイナスだったと思う。

寒さと雫を凌ぐために長袖Tシャツをもう一枚、さらに撥水性ウインドブレーカーを着込む。
グローブは既にビチョビチョで指の感覚が麻痺してきた。
カメラを押す指にも力が入らない。
気持ちも萎えてきた〜

長沢山
長沢山到着。長沢背稜の名前となる山。
ガスで展望もなく、強風と寒さで何の感慨もなく通過。

芋ノ木ドッケへの登り
芋ノ木ドッケに向けての登り。
杉の木が岩の上に根を幾重にも伸ばし太古原始林の風情。

まさに木の墓場。
白岩山からのルートと合流して間もない場所。
風雪になぎ倒された木々の墓場。再生より荒廃が勝っている。
この辺りからアラレではなく雪が降りつけてきた。

げんぼさんとドーモさんの足跡。かなり救われた。
げんぼさんとドーモさんの足跡。
ついに残雪地帯に入った模様。
標高2000mに近づいてついに雪との格闘が始まった。
それでも先行者2人の足跡にだいぶ救われた。
倒れた木々と道を隠す残雪でどこもがルートに見えてしまう。
彼らの足跡がなかったら道迷いしていたに違いない。

雪が深くなってきた。
雪が腐っていて踏み抜いてしまうと膝下までもぐってしまう。
走るどころではありません。
エネルギーも切れてきてペースが上がらないので
亀のような速度で歩くのが限界。

リバーシブルグリッパーを付けてみたけど滑って登りづらい。

かどきちさん
かどきちさん、マカニ・トモさんに追いつかれる。

いつのまにか芋ノ木ドッケの頂上を過ぎて大ダワに下るゾーンに突入。
どれほど雪が残っているかとビビッていたけど残っていなかった。
リバーシブルグリッパーを外すタイミングを失してそのまま下っていたら
いつのまにか片方が外れてなくなっていることに気づいた。

探そうとルートを戻り始めたら、かどきちさん、マカニさんにばったり。
初めてお会いするので簡単に名前を名乗りますが雨風で聞こえたかな?
初対面でカメラを構える勇気がなし。

かどきちさんが『誰に抜かれなかった?』と質問。
先行者は2人だけだと告げると、誰かが道迷いしているらしい。

スタートに2時間差があってもやっぱり抜かれてしまいましたね。
走力の違いを見せつけられた瞬間でもありましたが、
長い長沢背稜でようやく人と会えたことは計り知れない安堵感がありました。
嬉しかったよ〜

2人が行って数分後、のまダッシュさんがすごい勢いで走っていた。
この寒さの中ハーフパンツだったし。。
恐ろしくタフ。
お名前の通り、ダッシュしてた。。。

さらにペターさんが のまダッシュさんを追跡モードで追っかけていった。

『ゆぅです。』
『ペターです。あ、この間の■△∵$ΘΠΣΦ島X♪〜$&〜』

なんて言ってたのかわからないくらい速かった。
まさにドップラー効果。

ここまで40kmくらいあるのに、あのスピードで走れるなんて。
速い人たちの走りを目の当たりにして燃えカスになってた自分のハートに
火がついてしまったよ!

リバーシブルグリッパーの捜索はあきらめて、今抜いていった2人を
追っかけていきたくなった。

パワーみなぎってきた〜
ウォーッ!!

最終章につづく。。。 ←今回で終わる予定ではなかったの???

posted by ゆぅ at 13:35 | Comment(2) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

2008/4/26 みんなでTTR【前編】

2008/05/11 16:39
金曜の夜、仕事から帰って翌日に迫ったTTRの装備の最終確認を始めた。

週間予報では当日は晴れだったのが、曇になり、最終的には雨マークまでついてしまった。
TTR当日の奥多摩は午後から雨が降る予報。気温も最高で9℃の予想だから標高の高い
場所では雪になることも考えられる。

天候の状態から服装は雨や寒さをしのげることが必要と判断。
靴はゴアのシューズを選び、下半身はCWXエキスパートモデルとハーフパンツ。
上半身はロングTシャツ2枚、ミレーのウインドブレーカー(クラウドフーディ)、
グローブは指先まであるタイプ。予備に半袖Tシャツ1枚(ハコネTシャツ)
に絞り込んだ。詳しい装備は準備編へ

翌朝は4時起床なのに、装備選びに苦慮していたら寝るのが1時を回ってしまった。
睡眠時間は3時間しか取れなかったが予定通り5時の電車に乗り、青梅駅には6時に到着。
少しでも早くスタートしたいので電車の中で軽いストレッチをしておいた。

青梅駅
6時に青梅駅到着。参加者の姿はない。

お馴染み 永山公園
永山公園到着。ランナーは誰もいません。でも6時からもう野球やってます。
野球部も朝が早いのね。

ハリ天さんに一枚頂く
出発の準備をしていたら、ハリ天さんが登場。その時撮ってもらった写真。
げんぼさんの見送りのため、走ってこられたとか。
ハリ天さんは8時スタートなのに余裕あるなぁ。と感心しきり。
スタート前にエールを頂き、ヤル気みなぎる。
ブロガーの挨拶とも言えるお互い撮りを緊張してし損なってしまったのが悔やまれます。
まだまだ修行が足りんです。←えっ、そこ?

スタート直前に50に参加のドーモさんがやってきたので自己紹介。
去年一人で12時間で走ったという。6時半スタートとのこと。
僕は6時15分、一人でスタート!


今回のコースはこちら。ALPSLABのプロットでは58kmと出ました。長丁場です。
距離が長いことと、途中でエスケープするにもルートが限られているので
潰れたり怪我をすることは避けねばなりません。
・心拍は160以下に押さえること。
・長いので誰かと会っても競わないこと。
を心がけました。

TTR50 コース断面図
累積標高は3800m。
ハコネ50kの累積標高とほぼ同じ。
ポイントは
■棒ノ峰から日向沢ノ峰のハードな400mの登り。
■日向沢ノ峰から水松山までは割りと平らで走れそうなトレイル。
■標高が上がり、残雪に時間を要すると思われる芋ノ木ドッケから雲取山。
■体力の残りがあれば、七ツ石山から鴨沢までとばせる高速下りゾーン。

カシミールの推定時間を元にコース通過の予定を立てました。
地点名(スタートからの距離)通過予定時刻(累計時間)備 考
永山公園(0km)6時15分スタート地点
榎峠(8km)7時59分(1時間44分) 
棒ノ峰(16km)10時12分(3時間57分)第1チェックポイント
日向沢ノ峰(23km)11時47分(5時間32分) 
一杯水非難小屋(27km)12時51分(6時間36分)第2チェックポイント
酉谷山非難小屋分岐(33km)14時11分(7時間56分)第3チェックポイント
水松山(37km)14時59分(8時間44分) 
芋ノ木ドッケ(41km)16時01分(9時間46分) 
雲取山山頂(44km)16時51分(10時間36分)第4チェックポイント
七ツ石山山頂(49km)17時35分(11時間20分)第5チェックポイント
鴨沢グランド(58km)19時15分(13時間00分)第6チェックポイント
TTR50のゴール


高水トレイルのスタート地点
高水山トレイルのスタート地点にて。
高水山までは勝手知ったる道なので音楽聞きながら進みます。
曲はマッシブアタック。どんよりした曇空に暗いボーカルが妙にあいます。
山で聞く音楽ではないと思いますが。。。

栗平に下りる分岐
高水山35kmの栗平分岐。今日はここを下りなくていいのでとても気が楽です。

雷電山下の分岐。本当はここを下りるらしい
雷電山の階段下にある高源寺に下りる分岐。小さい道標で見逃しがち。
初めて確認しました。ここを下りるのが正しいルートだそうですが、
自分は高水山トレイルランで通ったルートを進みます。

榎峠で山梨のMさん捉える
榎峠で50に参加の「山梨のMさん」に追いついた。全く初めてのルートだと
聞いて少し心配してしまう。自分も長沢背稜は初めてだけど。

見晴台でぱちり。曇空
見晴台。空は曇ってます。この辺りから山梨のMさんに離されてしまう。

高水山常福院は静寂
8時14分、高水山常福院に到着。(スタートから2時間経過)
誰もいません。静寂に包まれています。Mさんも先に行った様子。
銅鑼を鳴らして、この先の無事を祈ります。
裏のトイレ脇から高水山山頂の迂回路がありましたが、山頂を通っていきましょう。

高水山山頂でドーモさんに抜かれる
高水山山頂で写真を撮っていたらドーモさんが軽い足取りでやってきた。
あっという間においていかれてしまった。

岩茸石山は木を切ってスッキリ
岩茸石山の東・北斜面の木々が切られて見晴らしよくなりました。

行く手は雲の中。
これから向かう先を岩茸石山から望む。
行く手は雲の中です。あの中は雨なのかな?

黒山近くのヤマツツジ
黒山周辺ではツツジが満開でした。曇空で景色が単調な中、心洗われます。
ゴンジリ峠手前の高橋さんの遺影に手を合わせて進みます。

棒ノ峰。小虫さん、RIKAさん、ひなさんの出迎え!
9時38分、棒ノ峰エイドに到着。(スタートから約16km。3時間23分経過)
小虫さん、RIKAさん、ひなさんが出迎えてくれました。
ゴンジリ峠から棒ノ峰まで人っ子一人いなかったのでひょっとして
エイド班は到着してないかと不安でしたが、居てくれてよかった。

サプライズな食料の量! ありがとうございます。
実はここのコーラエイドを期待して走ってきたといっても過言ではありません。
山で飲むコーラはサイコ〜!
500mLのコーラ×13人分を担ぎ上げてくれたのでほんとに感謝です。
他にもチョコやアミノバイタル、オレンジ、梅干などランナーの痒いところを
わかってくれているナイスチョイス。
初めてお会いしましたが、話し込んでしまいました。
先行者は3人と情報を頂く。げんぼさん、ドーモさん、山梨のMさん。
コーラと梅干と応援パワーをもらって出発です!

登山者に1枚頼まれた
棒ノ峰エイドを『爽やかにカッコよく』出発した途端、登山パーティに写真を頼まれてしまい。。
そんなところを小虫さんに一枚撮られた〜

サプライズ! chinさんに一枚頂く!
棒ノ峰を過ぎると途端に道のりは寂しくなります。
去年ここは一度試走済み。大きなアップダウンがあることを知っているので
精神的に楽です。
そんな折、前方からランナーが!
しかも僕のお気に入りの水色のハコネTシャツを着ている。
右手には大きな一眼レフ。間違いない。
初めてお会いする方でしたが、すぐにわかりました。chinさんだ!
その一眼で撮っていただきました。
僕も直前までハコネTシャツを着てたのに暑くて脱いでしまったので残念。
寂しいゾーンでサプライズの応援をもらって嬉しかったな〜

chinさん、直前に通過したドーモさんのことをマイドさんと言ってたので
その後のトレイルでずっと思い出し笑いしてしまいましたよ。

日向沢ノ峰の登り。きつい〜
日向沢ノ峰の登り。実はTTRで一番きつい登りです。
すごい斜度です。

やってきました。日向沢ノ峰の強烈な登り
400mを一気に登る。強烈。

すぐそこからガスってる
送電線の鉄塔で一服。日向沢ノ峰から先はガスの中。
雨にやられるのは時間の問題だよ。

日向峰ノ沢到着
11時25分、日向沢ノ峰到着。(スタートから約22km。5時間10分経過)
予定より22分の貯金。
やっぱりガスの中だった。まだ雨が降っていないのには救われてるけど。。
一人でカメラをパチパチ。静寂の中、物音一つしません。
ここまでほとんど何も食べていなかったのでフィナンシェを一つ食べました。

さて、ここから先が初めてのゾーン。
でも3人が先行していることが何よりも心強い。
熊鈴を装着して走り出します。

蕎麦粒山山頂
蕎麦粒山山頂。登山者が2名ラーメンをすすっていました。
暖かそうだなぁ。
さぁ、休むことは許されません。写真を撮って走り出します。

石の上で滑って、あぁCWXに穴が。。
わかっちゃいるけどやっちゃった。
濡れた石の上に乗れば滑ることわかってたのについ乗っちゃったら
尻餅着きそうになってフクラハギに枝が刺さってCWXに穴開いちゃった。
高いのに〜
しらちゃんみたいに熊さんのアップリケ貼る〜??

ブナの木もかすむ
ブナの木も霞むガスの濃さです。
視界はありません。静かな世界です。止まると寒いので走り続けます。

後半につづく〜  ←えっまだひっぱるの?

posted by ゆぅ at 16:39 | Comment(12) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

2008/4/26 みんなでTTR【心構え編】

2008/05/09 02:34
TTRのことは2年くらい前に知ったんだったかな。

最初の印象はハセツネ以上の100km超という距離の長さに驚いたし、そんな大会が実際に
行われていること自体も驚いた。
当時、自分はトレイルラン駆け出しだったのでネットで情報収集してるのが関の山でした。

大会としての体制は不十分だったようで、スタッフがコース情報を把握していないとか
コース標識もなくて迷ったとかという書き込みを目にした記憶があります。
2007年はある選手のご不幸もあり、2008年はどうなるのかウォッチしていたわけです。

ハセツネであれば入山峠、浅間峠、西原峠、蛸口峠、第2関門、大ダワ、御岳と
リタイアしても割りとすぐに車道まで下山できる地形のメリットがあります。

一方、奥多摩の最奥をコースにしているTTRは棒ノ峰から長沢背稜に入ってしまうと
エスケープしたくてもどの下山ルートもハセツネのエスケープ以上の時間と体力が
必要とされます。

大会には参加費用を払う対価として安全や安心、コース上でのケア・サポートを期待する
わけですが、TTRのコースはそれが難しい。

僕にとっては「みんなで一人TTR」という自己責任で参加する形式でとても良かったと
思っています。

大会であってもなくても山を走るトレイルランには自己責任が伴います。
TTRのコースに臨むのであれば極めて自己責任色が強くなります。

食料も水も装備もコースの把握も怪我に対する備えも体力も精神力も経験値も
全て客観的な判断の上で自分の力だけでイケると想定できた上で臨みました。
他者の助けは期待してはいけないのです。
この点、費用を払う大会という形式であったらどこかに甘えや期待が生じて
コースの持つポテンシャルを見誤っていたかもしれません。

TTRは去年から無意識に意識し出していました。
青梅から棒ノ峰や日向沢ノ峰までどれくらいの時間で走れるのか、
雲取山や石尾根のルートの確認(石尾根はコースではないけど。)をやって
体で経験しました。唯一、残してしまったのが長沢背稜。
一番やっかいな場所を残してしまいました。
熊さんがいるらしくビビってしまって。。。そうそう出逢わないはずですけど。

また精神面では春先のフルマラソン完走や、土日連続で距離を踏める体作りが
出来つつあり手ごたえを感じていました。

その甲斐あって「みんなでTTR」を走れることになったわけです。

次回につづく〜  ←え〜、まだ走り出さないの? 次こそ走り出します! たぶん

posted by ゆぅ at 02:34 | Comment(2) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

2008/4/26 みんなでTTR【準備編】

2008/05/01 02:48
あの悪天候のTTRが終って余韻に浸っていたらだんだんと遠い思い出のようになってきた。
まずい! 忘れる前に書いておかねば。

僕のトレイルランは青梅高水山で一段落かな。と思っていたら、チビタ君は里帰り。
ご帰還がGW後半になったので4/26が見事に空いてしまったわけです。
空いてしまった。つか、ご帰還を延ばしたという話も。。。

4/26の本番に向けて動き出せたのはほぼ一週間前。
本企画取りまとめのかどきちさんに連絡をいれ、自己責任を前提に参加することに
なりました。会ったことのない方ばかりですが、出たい気持ちが勝りました。
参加する方々は速くて有名な方ばかり。でもレースではなく、無事に戻ってくる
ことが最大の目的と自分に言い聞かせて。

連日仕事は多忙を極め、準備といったら通勤電車の中と昼休みに奥多摩の地図を
広げてコースを覚える毎日。
終バスの時間やらエスケープのルート確認やら。水の量やら服装やらを思案。

去年、試走できた区間はスタート〜日向沢ノ峰と雲取山荘〜鴨沢だけ。
核心部の長沢背稜は今回が初めてなもんだから、当日まで未知に対する緊張感、恐怖感。
ハセ○ネが近づいてくる高揚感が唐突にやってきたような感覚。
後々聞けば本物のTTRでは試走が義務づけられていたそうだから自分ズルしてました。^_^;

週間天気予報では土曜日は晴れマークがあったのが週末に近づくにつれ
曇マーク、そして雨マークも。
雲取が標高が高いからってまさか雪が降るとは予想してなかった。

事前情報では長沢背稜の北斜面には残雪があるとか、水松山の鞍部が迷い易い
とか、熊さんがいらっしゃるとか、奥のほうはエスケープがないとか、
さらに天候不順まで。
嬉しい条件ばかり。あははは ^_^;

さらに自分にとっては未だかつて走ったことがない距離。
カシミールのプロットだと58km。

過去の経験値といえば、
06北丹沢 43km。ビリ3番ゴール。
07ハコネ50k 32kmでリタ。
07ハセ○ネ 42kmでリタ。どれも中途半端な記録ばかりですいません。

それから、TTR50はどなたかの回収車の協力が得られなければ、19時35分鴨沢のバスが
最後の交通手段。それに乗らないとおウチに帰れなくなってしまうというお尻の時間が
決まっているのだ。

僕が一番早くスタートに着ける時間は6時過ぎ。終バスまでの持ち時間は13時間ちょっと。
TTR50はスタート地点から58km先の最終バスに乗るために走るみたいなもんです。
僕のばあい。

直前に怪我してしまったkurisukeさんが鴨沢サポートに回ってくれることになったので
終バスは気にしなくてよくなったけど、当初は終バスのこともナーバスになる要因で
あったのです。

当日の奥多摩の天気予報は曇ベースで15時〜18時頃に雨が降り、最高気温は12℃の予報。
標高2000mでは気温は3度くらいになると予想しました。
寝る時間がなくなるほど悩んで、以下の装備に決めました。

 ■服装
  adidas赤外線断熱ロングTシャツ(冬用)
  nikeランニング用ロングTシャツ(寒いときの重ね着用)
  ハコネ50kTシャツ(寒いときの重ね着用)
  ミレー撥水ウインドブレーカー(雨風対策用)
  CW-Xロング
  ハーフパンツ
  ナイロンのシャカシャカパンツ撥水なし(寒い時の重ね着用)
  MountainHardWareストレッチグローブ撥水弱(寒さ対策)
  5本指ソックス
 ■シューズ
  SALOMON XA Pro XCR ゴアテックス
 ■ザック
  リアクター11L
 ■水分
  アセロラウォーター500ml×4本
  (足りなくなったら途中の水場で補給予定。実際は500ml補給して1.3L残った)
 ■食料
  パワージェル2個+レモン割りをフラスク×3つ
  フィナンシェ2つ
  焼オニギリ1つ
  チョコ少々
  アミノバイタルプロ顆粒6袋
  メダリスト2袋
  塩
  (パワージェルは全て消費。それ以外はほとんど残った)
 ■その他
  携帯電話
  iPod+Nike
  polar RS800sd
  アルミ救急シート(断熱効果あり)
  テーピング
  ペツル MYO XP(ヘッドライト)
  ペツル TIKKA plus(腰ライト)
  SuperFire SF-1133(ハンドライト1W)
  monbell リバーシブルグリッパー(軽アイゼン)
  昭文社 1/50000奥多摩
  地図のコピー(チェックポイントと通過予定時間を記入)
  カシミールの標高差ルート図印刷(勾配と距離を把握)
  SUUNTO 温度計+コンパス
  カメラ OLYMPUS μ790SW
  高水山常福院のお守り3つ

あらら、時間が足りません。今日はここまで〜

posted by ゆぅ at 02:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

TTRの余韻

2008/04/29 11:33
土曜に走ってきたTTRの余韻にまだ包まれながら
今日は家でのんびり過ごしています。

あり得ないほどの筋肉痛も引いてきましたが、今日は
ゆっくり体を休めましょう。

リアクターを洗ったり、久し振りに靴も洗ってあげたり。

皆さんのブログを見てさらに余韻に浸り。

厳しい環境の中で走ったからこそ、得たものは大きかったし、
あの場所にいた人たちを仲間と思えてなりません。
レベルが違いすぎますが。。(^。^)

あ〜余韻余韻よい〜ん

サロモンばっか(バカ)

posted by ゆぅ at 11:33 | Comment(10) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

ゴールしました〜

2008/04/27 08:18
080426_2011~01.JPG
あれ?
ゴールでメールしたんですけど入ってなかったみたいです。
ご心配かけました。


タイムは13時間21分でした。
いやぁ長かった。
長沢背陵でアラレが降って強風ビュンビュンて大荒れ
真冬の山でした。

途中で道に迷ったり、軽アイゼンなくしたり、CWニコル破いたり。

TTR100に参加表明している人は夜通しJR高尾駅まで出発していきました。

サポーターチームが山の中までコーラ運んでくれたり、
ゴールで暖かいトン汁用意してくれたり。

ほんとに感謝!

posted by ゆぅ at 08:18 | Comment(6) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

ここからしばらく携帯エリア外

2008/04/26 09:52
080426_0952~01.JPG
棒ノ峰までやってきました。
こむしさん、ひなさん、りかさんが素敵なエイドで出迎えてくれました。

途中まで高水トレイルのコースを通ってきました。
ここまでで15kmくらい。まだ全体の1/4。
予定通りのペース。

明るいうちに長沢背稜やっつけちゃうぞと。

次の更新はゴールの鴨沢グランドかな?

posted by ゆぅ at 09:52 | Comment(6) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

これから裏のお山に行ってきます。

2008/04/26 06:32
080426_0631~02.JPG
さてこれから13時間 60kmの山旅。
時間内にゴールできるかワクワクドキドキ。
そして知らないことに対する漠然とした恐怖感。
ちゃんと無事にゴールするぞ〜

そして明日はチビタに会いに行くぞー

posted by ゆぅ at 06:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | トレイル→TTR

その日がやってくる。

2008/04/25 22:48
去年の年末、明日のことをおぼろげに思い浮かべながら山を走っていた。

チビタが生まれてこのイベントは無理だと思ってたけど、
明日が最後のわがまま。

ハセ○ネもハコネ50kもリタイアな自分には明日は未踏の距離。
まだ辿り着いたことのないそこまでいけるのか。

唐突に訪れたこの機会に胸が躍っている。
ハセ○ネやハコネの前夜の気分だ。
冒険心にも似た何か。
底知れぬ畏怖の念。

まだ知らない長沢背稜がそうさせるのだろう。
時間の制約もある。13時間が自分に与えられた猶予。

マカニ・トモさん命名の『みんなで「ひとりTTR」』走ってきます。
とてもいいネーミングで気に入ってます。
スタート時間も自由。日程も自由。ひとりで走っていても
気持ちはみんなとつながっている。

僕が挑むのはチャレンジ50。(58kmくらい)
自己責任で臨む。無理は禁物。安全第一。

感覚を研ぎ澄ませて突き抜ける。
いままでの集大成のつもりで行ってきます。

kurisukeさんの分もやっつけるつもりで。

posted by ゆぅ at 22:48 | Comment(4) | TrackBack(0) | トレイル→TTR